The Bon festival dance. / MIKI Yoshihito. (#mikiyoshihito)
お盆にやってはいけない事ってあるの?改めて考えるとどうでしょう。よく言われるのが、「お盆過ぎに海に入ってはいけない」ということですね。
ちょっぴりオカルト気味な理由がつくので、子供のときはなんとなく怖いイメージを持つ人もいたのではないでしょうか。
最近はあまり気にしないようになりましたが、実は
ほかにもお盆にやってはいけない事があるので理由とともにいくつか紹介しましょう。
【お盆にやってはいけない事はなに?】
1、海や川に入ってはいけない
お盆にしてはいけないことといってすぐに思い浮かべるのがこれではないでしょうか。
「悪い霊に足を引っはられ、おぼれてしまうから」
なんていわれていますが、実際昔の人はお盆は親戚が集まって墓参りしたりと、何かと忙しいので事故につながりやすいという理由もありそうです。
また川は水神さまがお通りになるから、お盆時期はだめという風習もあります。
ほかにも
- お盆を過ぎるとくらげが発生しやすい
- お盆を過ぎると海が荒れやすい
なんて理由もあります。人為的な理由、宗教的な理由、自然環境的な理由のために、お盆過ぎには海や川はNGと言われているのではないでしょうか。
2、お肉や魚を食べてはいけない
またお盆期間中には、お肉を食べてはいけないという風習もあります。実際に管理人が小さいころ、食べなかった記憶があります。今は普通に食べていますが・・
お盆中にお肉を食べないという理由は仏教の精進料理からきているのです。
仏に使えるものは、殺生して食べるのことを禁じられていました。
お盆の時期は、みんなが仏につかえる時期ですので、お肉やお魚を食べないで精進料理をいただいていたということです。
3、針仕事をしてはいけない
お盆期間中が、針の仕事をしてはけないとも言われています。実家のおばあちゃんが昔言っていたような・・そんな認識の人もいることでしょう。
なぜ針仕事をしてはいけないのでしょうか。
針仕事をしているときに怪我をして血を流してしまうのを避けるため
と言われています。血を流すようなことをしてはご先祖様に申し訳ない・・という理由です。
昔は針仕事は女性の大事な仕事でしたが、お盆くらいはお休みして神様につかえましょうということです。
4、庭のお手入れはしてはいけない
2012-04-28_13.47.08 / misawakatsutoshi
お盆の時期お庭の木の伐採もよくないとされています。これも
仏教の考えによって生まれた風習です。
お盆時期は殺傷厳禁としているところがあって、動物だけでなく植物にもあてはめておこなっていたところもあります。
木の伐採に使われるものは、けっこう大きな刃ですよね。お盆期間中は避けて、お盆前に済ませてしまうのがよいとされていたのです。
5、引っ越してはいけない
これも昔言われていたことです。知っている人は知っているというものです。
理由はお盆の時期に引っ越しすると先祖様が迷子になってしまう
ということから、あまりよくないとされています。ただ、8月に引っ越された知人を何人も知っていますし、迷信的なものに近いのでは・・と思います。
以上がお盆期間中にやってはいけないと言われていることです。現代は風習ががどんどん薄れてきていますね。
一番残っているのが、海や川に入ってはいけないというものです。人の出入りが激しくなるお盆時期は、忙しくて小さい子供をしっかり見てやれない問題が生じるのかなと。
いわばおどしのような言い方で、大人が子供に海はだめ!っと制したので、怖い話につながったのではないかと勝手に考察しています。
終わりに
お盆にしてはいけない事はなに?よく考えてみると、知らないなと感じて調べてみました。仏教の考え方からくるものが多いなと感じます。
針仕事や木の伐採については、全く知りませんでした。殺傷に結び付くようなことは少しでもしないほうが良いと考えたのですね。