【絹スカーフのアイロンのかけ方4STEP】かける前にやっておきたいことがあります。


New clothes iron from Panasonic. / MIKI Yoshihito. (#mikiyoshihito)

絹製のスカーフやポケットチーフには、気がつくと変な折りジワがついてしまうことがありますよね。これがなかなか取れない・・。

アイロンをあててきれいにしたいところですが、絹にはどうやってアイロンをかけたらいいの?と悩みます。失敗したら嫌ですよね。そこで

絹のスカーフのアイロンのかけ方を紹介しましょう。

アイロンを当てる前にやっておくこともありますので参考にどうぞ!

アイロンをかける前にやっておくこと

絹のスカーフをアイロン当てする前には、以下のように準備をしておくとよいですよ。絹はタンパク質でできていて大変デリケートな天然素材です。ていねいに扱いましょう。

1、スカーフを生乾きの状態にする

すでに生乾きなら問題ありません。ただしっかり乾いてしまっているなら、水を入れた霧吹きでシュッとして、濡らしてあげましょう。

完全に乾いてしまってからアイロンをかけると、シルクのシワはなかなか伸びません。

2、当て布を用意する

市販の当て布がない場合は、

綿100%の手ぬぐいやガーゼ、ハンカチで代用できます。

タオルなどのように厚みがないものを選びましょう。

当て布をしないと、せっかくの絹の布がダメになってしまうことがあります。ですのでしっかり準備してくださいね。

3、アイロンの温度は低温~中温

素材によって、アイロンの温度を設定します。シルクのものは低温か中温表示になっていると思います。

絹のスカーフには、上記のようなアイロンに関するマークがあると思いますので、自分のスカーフのマークを確認してください。

左の漢字入りの表記は以前のもので、右側は2008年12月以降の表記です。

マークの見方

  • 高と●●●・・高温
  • 中と●●・・中温
  • 低と●・・低温
  • バツ印・・アイロン禁止

では、次にアイロンのかけ方を紹介しましょう。生乾きにしてアイロン温度を確認したら、いざスタートです。

絹のスカーフのアイロンのかけ方

1、スカーフの裏が上側になるようにアイロン台におく

表側を上にしてアイロンを当てると、表側がダメージをうけやすくなりますので注意してください。必ず

裏側を上に向けるようにしましょう。

2、最初に端からかける

最初にスカーフの端からアイロンをかけます。

※スカーフのヘリの縫い目(耳)に直接アイロンをかけないようにしましょう。

縫い目の部分を避けてアイロンをあてます。

3、スカートの中心をかける

4角をかけおわりましたら、中心部分へと移ります。スカーフの中心にアイロンをおいて、大きな円を描くようにかけていきます。

一つの辺がおわったら、スカーフを時計回りに回しながら、全体にアイロンをあてます。

4、陰干しする

ヘリの縫い目(耳)はまだ湿っていますので、完全に乾かします。風通しの良い場所で、陰干しして自然乾燥させましょう。

動画は以下のものが参考になります。

アイロンをかけないでも気になるシルクのしわを伸ばす方法があります。こちらもチェックしてくださいね。>>【シルクのスカーフのしわ伸ばしの方法3つ】アイロンがなくてもしわが取れる方法も!

またアイロンをかけても、大きなしわがまだ残っている・・シルク素材には、けっこうあることです。この場合は、絹のお手入れに詳しいクリーニング店に相談することをおすすめします。

終わりに

大切な絹のスカーフのアイロンのかけ方でした。とくに温度には気をつけてくださいね。温度が高すぎると、生地の質が変化してしまいます。

表記に従った設定にしましょう。またヘリの縫い目にはアイロンを当てないように注意して、大切に使用してくださいね。