最近はインフルエンザを漢方で和らげようとする人が増えています。ここ数年インフルエンザを治すものとして、タミフルよりも効果的といわれる漢方、麻黄湯が注目されています。
ただ、正直麻黄湯って飲みにくいですよね。良薬は口に苦しというけれど・・。少しでも飲みやすい方法を知りたいものです。そこで、
麻黄湯の飲みやすい飲み方をいくつか紹介しましょう。
合わせて回数や飲む間隔についても検証しましたので参考にしてください。
【苦い!麻黄湯の飲みやすい飲み方2つ】
インフルエンザと診断されて、病院でも麻黄湯を出されるケースは少なくありません。ただ、いざ口に入れると、粉がザラザラと溶けないし、かなり苦い!飲むのだけでストレスを感じてしまいますね。
場合によっては、麻黄湯しか処方されないこともあり、飲まなきゃいけないことはわかっているけど、なかなか難しい・・飲みやすい方法が知りたいですね。そんなときは以下の飲み方がおすすめです。
1、オブラートに包む
王道ですが、粉物はオブラートに包んで飲むのが一番よいです。オブラートで飲むときには、ちょっとしたコツがあります。
- 麻黄湯をオブラートに包む
- 口にひとくち水を含む
- 水を含んだ状態で上を見て口をあける
- あけた口に、オブラートで包んだ麻黄湯を入れる
- そのまま飲み込む
しっかりオブラートに含まれていれば、薬が出てしまい苦い思いをすることはありません。そして
素早く飲む
これにつきます。いろいろなものと混ぜて飲むという方法もありますが、麻黄湯はもともと美味しくないですし、飲み終わるのに時間がかかります。
何かに混ぜると、それだけ苦痛を感じる時間が長引くので、サッとオブラートに包んでいっきに飲むことをおすすめします。
2、ゼリーを使う
大人であれば、
大人用の漢方薬用のゼリー
こちらを使うのがベターです。
上記のような漢方薬専用のものですね。龍角散からは、レモン味やコーヒーゼリー味などさまざまなものが出ています。
漢方独特の苦みが緩和されやすいので試してみるとよいですね。
麻黄湯はチョコ味やココア味だと苦味が薄れやすい
と言われています。服薬ゼリーを選ぶなら、チョコ系の味がおすすめです。薬局なんかにも販売されていると思いますので、チェックしてください。
回数は?
麻黄湯を飲む回数ですが、処方された場合医師に指示された回数で飲むのが、理想的です。だいたい1日3回ほどになっています。また
市販の麻黄湯も1日3回ほど
となっています。麻黄湯は熱の症状が出た初期に、飲むと効果が高いとされています。
ですので、手に入ったら、すぐに摂取するとよいです。なるべく食前がよいですが、タイミングが合わない場合は食後でもかまいません。
間隔の時間は?
麻黄湯を飲む間隔ですが
3~4時間ほど時間をあけて飲むとよいです。
なかには2時間あければよいと言っておられるお医者さんもいます。
食前や食間に飲むものですので、1日3回のごはん前の時間と考えるとわかりやすいです。そして
汗をかいて熱が37,5℃以下になったら飲むのをやめる
ここを押さえておきましょう。タミフルなんかと違って、
上手くいけばすぐに飲むのをやめられる!
解熱が早ければ、数回飲むだけでOKなところが麻黄湯の良さです。
麻黄湯は、タミフルよりも効果が高いという研究結果が出ています。うまくあえば、抗生物質に頼らないで完治へと導いてくれます。
子供さんだと、どうしても苦くて飲めない!と駄々をこねるケースがありますね。なんで飲まないの!とつい怒ってしまいますが、
半分でも飲めたらOK
という気持ちが大事ですよ。
副作用について
麻黄湯をはじめ漢方は、極めて副作用が少なく安心と言われていますが、まったくないわけではありません。
麻黄湯は風邪の引きはじめの、熱やゾクゾクするときに効果を発揮します。ただ麻黄湯だけではなく、漢方にも少なからず副作用が出ることがあります。
- 吐き気や胃もたれなどの不快感
- 眠れない
- 動悸がする
- イライラする
- 発疹
上記のような症状が出たら、服用をやめて、かかりつけ医に相談してください。
終わりに
麻黄湯に限らず、漢方全般って本当に苦くて美味しくないですよね。だから効くというとなんですが、少しでも楽に感じられるような麻黄湯の飲み方を紹介しました。
やはりですが王道の方法で、素早く飲むのが一番だと感じます。麻黄湯のよいところは、タミフルと違って解熱したストップしてよいところです。頑張ってくださいね。