「卵殻膜の効果は?」
卵核膜入りの化粧品やドリンクがちまたで販売されていて、気になる!という人もいるでしょう。
中には手作りでパックや薄皮化粧水を作っている人もいるのです。そこで気になる
卵核膜を効果的に取り入れる方法や手作り化粧水が効果的なのかどうかを詳しく紹介しましょう。
卵核膜とはなに?
そもそも卵核膜って何?と思う人もいるのではないでしょうか。
卵核膜とは・・
卵殻膜はタマゴの殻の内側にある薄膜のことです。
主成分はタンパク質で、二層の網目状構造をしています。
外側は粗く、内側は密な構造になっています。
ゆで卵のカラをむいたときに見える、薄い皮のことですね。実は2層になっているのです。
この卵核膜は、中国や日本では民間療法として、古くから使われているのです。
中国では古くから愛用
古くは中国の明朝時代でも、当時の医師が傷を治す効果があるとして、卵殻膜を利用していたことが当時の書物『木草網目』に記載されています。
日本では戦国時代から
日本でも戦国時代から、傷口の治療の目的で卵核膜を使っていたと伝えられています。現在でも
相撲の場で力士が今でもゆで卵の薄皮を使って傷を治すこともあるのだとか。
卵核膜には以下のような効能があるとされています。
卵核膜の効果
1、傷の治りを早める
大手キューピーの研究によると、
卵核膜が皮膚の細胞を活発にさせる効果がある
と実証されています。マヨネーズを作るときに、余るゆでたまごの薄皮を有効活用できないか、その後も研究が続けられています。
古くい時代から先人の知恵として、傷を治すのに使われていましたから、肌の治癒力を高める効果は高いことがわかります。
2、美肌効果が期待できる
また、ゆで卵の薄皮には、美肌をうながすアミノ酸やコラーゲン、ヒアルロン酸がバランスよく含まれているといわれています。
さらに
卵核膜には、美肌や美髪にはなくてはならない「シスチン」が豊富に含まれています。
シスチンは体内で「L-システイン」へと変わり、気になるシミやそばかす対策に効果的として、さまざなな化粧水やコスメに使われています。
化粧品やドリンクに注目!
最近は、卵核膜入りの
- 化粧品
- ドリンク
- サプリメント
などが販売されています。もともと
卵核膜は水に溶けない性質があります。
ただ現在の技術や研究の結果、水に溶ける卵核膜が開発されました。さらに
水に溶ける卵核膜→Ⅲ型コラーゲンを増やす働きがある
水に溶けた卵核膜は、美肌に効果的なⅢ型コラーゲンを高める効果があることが、研究でわかったのです。
※Ⅲ型コラーゲンの効果
1、肌の再生機能がアップする
ダメージをくらったお肌の再生を高めてくれる効果があるのです。できてしまった
- 頬のたるみ
- ほうれい線
- シミやしわ
こちらにも効果的で、アンチエイジング対策も期待できますね。
2、お肌の潤いを保つ
Ⅲ型コラーゲンには、お肌の中の水分保持力を高める効果があるので、
赤ちゃんのようなプルンプルンのみずみずしい肌を目指せます。
ガサガサやくすみとおさらばできたらうれしいですね。
以上のように水に溶ける性質のある卵核膜は、美肌効果が期待できるというわけです。ですから
卵核膜は化粧品やドリンク、サプリなどから卵核膜を摂取するのが効果的!
手作りの卵核膜パック効果ない?
なかには、手軽に手に入るので手作りで化粧水やパックを作りたい・・と思う人もいるのではないでしょうか。
実際に作って化粧水やパックを使っている人のなかには、
肌が潤う!
と実感する人もいるようです。ただアルコールを使いますので、敏感肌の方は注意が必要です。
また、普通のタイプでも生理前や体調の悪い時期など、敏感になりやすい場合も気をつけましょう。
さらに水に溶ける性質の卵核膜にはⅢ型コラーゲンを増やす効果があるわけですので、
手作りの場合は、Ⅲ型コラーゲン増加効果はあまり期待できません。
手作り化粧水やパックは当然ながら人によって、あうあわないがあります。自己責任で手作りすることが大切です。
終わりに
気になる卵核膜の効果の秘密でした。体内に吸収されやすい化粧水やドリンクからとったほうが効果が期待できそうです。
卵核膜はお肌の再生機能を高める効能もあるのです。ガサガサになった肌やほうれい線があっても、あきらめないでくださいね。