お雛様 / tab2_dawa
「お雛様を夜にかざっても良いのかな?」
昼間はどうしても用事があるので、夜にしか飾れない場合や、夜に家族みんなでおひな様を飾りたいと考える家庭もあるのではないでしょうか。そこで
おひな様を飾る時間帯について考察しました。
あわせて片付けをする時間についても調べましたので参考にしてください。
お雛様を飾る時間帯~夜でもいいの?
雛人形を飾る時期については、大安がよいなど、いろいろ言われていますが、お雛様を出す時間帯についてはよく知らない・・という人がいることでしょう。
お雛様に限らず多くのお祝い事は午前中におこなうのが本義
と言われています。さらに縁起物や初物を新しく出すときも。午前中がよいとされています。理由は諸説ありますが、代表的なものは以下になります。
午前中が良いとされる理由
1、太陽が昇る朝は縁起が良い
縁起が良い時間帯に、お雛様を出すとよいということです。太陽をあがめてていた日本民族らしい習わしと言えます。
2、午前中は陽の気がある
朝から昼にかけては、陽の気が強くなり、夕方から夜は陰の気が強くなると言われています。
ですので、なるべく晴れた日の午前中にお雛様を飾ってあげるとよいでしょう。
どうしても夜に出さなければならない場合
最近は家の人がみんな働いている家庭や、核家庭が増えていますので、午前中に時間を取れないという人も多いですよね。
また伝統やしきたりが少しずつ緩和されていますので、あまり気にしない家も増えています。
できれば昼間にお雛様を飾りたいところですが、どうしても夜に出さなくてはいけない場合は、致し方ありません。
以下のようにしてお雛様に対してちょっとした心遣いを見せるとよいですよ。
夜に飾るときにしたいこと
- お雛様に手を合わせる
- おひな様に少量の塩をお供えする
上記のどちらかをおこなって、御雛様への心遣いを見せてから、夜に飾ればよろしいと言われています。
もちろん、とくに気にしないで、自分のライフスタイルの都合で飾っても問題ないと思います。
あまりにもしきたりや『こうしなきゃ』ということに、とらわれすぎる必要はないかとも感じます。
お子様の成長のために飾ることが一番大事
気持ちを込めて飾ってあげてくださいね。
片付ける時間帯について
雛人形は、3月3日を過ぎたらすぐに片付けないと!と焦ってしまいがちですが、片付ける時間帯も日中が良いです。
晴天が続いて乾燥した日の日中に、ほこりや垢を良く落として、陰干ししてから片付けるとよいですね。
片付けるのが遅れると、お嫁に行くのが遅れる・・という言伝えがとても有名ですよね。
ただ、この言い伝えは昭和になってからだと言われています。ですのでつい最近生まれた話なのです。
いつまでも飾っておく・・というのはいただけませんが、雛祭りが終わってから、すぐに慌てて片付ける必要はないです。
仕事の都合で、夜にしか片付けられないなら、
お天気の良い休日の昼間に片付けましょう。
時間とって、丁寧によい状態で保管してあげるとよいです。
地方によっては、すぐに片付けができない場合、お雛様を後ろ向きにしておく風習があります。
お雛様をねぎらって、箱に入るまでの間、お休みしてもらうという考え方なのだとか。
事情があって、お雛様を片付けるのがどうし手も気がかり・・というのであれば、後ろ向きにさせておくのも一つの方法です。
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終わりに
お雛様を飾る時間帯についての考察でした。本来であれば午前中が良いとされています。
ただ、さまざまなライフスタイルの変化で、夜の時間帯でしか飾れないという家庭もあるでしょう。気持ちを込めて飾れば問題ありません。お雛様に手を合わせるとよいですね。