日本人形そのものが苦手で、ひな人形を見ると、恐怖やイヤな感じを持つ人は少なくありません。雛人形の売り場を通るだけでなんか怖い・・原因はなに?と気なる人もいるでしょう。
なかには、視線を感じる気がして、怖い・・なんて人もいます。そこで
ひな人形が怖いと思う理由と少しでも恐怖感を和らげる方法を紹介しましょう。
毎年雛人形を飾るのが憂鬱
なかには、毎年お雛様の季節が来るのが憂うつ・・という人ももいます。飾っても、目を合わせないよにしたりするのです。
お人形さんに見られているような気がして、嫌と思う人も多いんですよね。実際男女問わず、日本人形が苦手と感じたり怖いを思う人って、一定多数いますね。なぜなのでしょう。
ひな人形が怖いと思う理由2つ
理由1、過去のトラウマ
トラウマというとおおげさですが、小さいときにアニメやドラマで、人形を題材にした怖い話を見たことによって、恐怖を感じるようになったことが考えられます。
子供向けのアニメなんかでも、けっこう人形の話が出ます。例えばキテレツ大百科でも人形が動く話があったりとか、人形は何かと怖い話に結び付きやすいんですよね。
小さい頃、怖かった思い出は強烈です。後から見るとあんなささいな事?!って思うことでも、幼少のころ見聞きした話は、大人になっても引きずります。
理由2、不気味の谷現象
またロボットの世界で言われる「不気味の谷現象」が理由で、ひな人形が怖いということが考えられます。
表を見てわかるでしょうか。
あきらかに機械でできたロボットに対しては、ヒトは不快な気持ちはなりません。ただ
あるラインを越えて人間に酷使しているけど、あきらかに偽物とわかるロボットには、不気味、気持ち悪い、怖いといった不快な気持ちを感じるということです。
さらに精密になり、見た目はほぼ人間と変わらないロボットができれば、再び快の感情を持つと考えられています。
お雛様などの日本人形は、この不快だと感じる谷にいるんでしょうね。多くの人間が多かれ少なかれ、微妙に人間に酷使しているものには、怖い気持ちを持ちます。
とくにひな人形が怖いと感じる人は、この感情が激しいのです。実際に、日本人形系が怖いと感じる人は、大人でもけっこういますね。
男性も女性も性別関係なく、感じるものなので、受け止めましょう。ではなるべく恐怖を感じないですむ方法を考察しました。
雛人形への恐怖を和らげるためにできること
1、木目込み人形にする
最近流行っている木目人形は、日本人形ほどリアルではありません。例えば以下のとようなものです。
なんとなく、コロンとして可愛い印象ですね。これでもまだ怖いという方は、キティちゃんなどキャラクターのものにするのも手です。
上記は、キティちゃんなどのサンリオキャラ大集合のお雛様です。ここまでくると、全く怖くないですよね。
もしもお母さんの立場で、今後子供にお雛様を用意したいけど、人形が怖いと悩んでいる人は、上記のものにするのも手ですよ。
2、お雛様とお内裏様の一対飾る
新しくひな人形を買えないという場合は、お雛様とお内裏様だけ飾る方法がよいでしょう。
ずらーっと勢ぞろいすると、それだけで恐怖が増しますよね。
もともとお雛祭りの風習がはじまった江戸時代初期は、男女一対のみだったそうです。
その後、いろいろな人形やお道具が増えたんです。現代のようなセットになったのは大正時代になってからです。
ですので、セットすべてを必ず全部飾ることはないでしょう。お人形二つのほうが、怖い気持ちが和らぎます。
実際に時代とともに、お雛様の顔つきが変わってきていますね。最近のおひなさまは、まんまるして可愛い顔つきが多いんです。
意外と現代の最先端のひな人形ならOKかもしれませんよ。ぜひ最近のお雛様をちらっと見に行ってください。
終わりに
雛人形が怖いと感じる理由と和らげる方法でした。トラウマ的なことと、ヒトが自然に感じる不気味の谷現象が原因になるのではないでしょうか。
今風のひな人形を飾るか、思いきって1対だけにすると不気味な気持ちが和らぐでしょう。