ブーツを履いていると、甲部分に粉が吹いたように白くなることがありませんか。雪や雨のなかを歩くと、白い汚れが浮き出て、ウェットティッシュで拭いたところで、乾くとまた浮き出てくるんですよね。
白い斑点や粉のように見えることもあります。白カビ?と気になるかもしれませんが、
実は塩吹きによる汚れの可能性が高いです。
そこでブーツが白くなる「塩吹き」の除去方法を紹介しましょう。
ブーツが白くなる汚れ『塩吹き』とは
スエードや革製のブーツやハンターブーツをはいているときに、白い汚れが出てくることがあります。雨の日や雪の日が続くと、粉が白浮きしたような汚れがつきませんか。
斑点になっていたりカビとも似ていますが、中からの汚れのように見える場合、
塩吹きの可能性が高いです。
塩吹きとは・・雨や雪に濡れると革に染み込んでいた塩分がブーツの表面に浮き出てしまう汚れ
革は、製品になる前「原皮」という状態ですが、防腐のために「塩漬け」にされています。その結果、靴やブーツに製品化されても塩分が革に多少残っているのです。
さらに履き続けることで、自分の体から出る汗によって、塩分が発生することもあります。その結果、雨や雪などで濡れると塩分が表面に浮き出て、白い汚れや斑点に見えるのです。
この白くなる塩吹きって、けっこう目立つので困りますよね。特に黒系のブーツの場合、くっきり見えてしまい恥ずかしいです。以下の方法で除去してください。
「塩吹き」の除去方法3つ
除去方法1、専用リムーバーでふき取る
塩吹汚れの程度が軽いなら、クリーナーがおすすめです。なかでもお手入れが楽なのがモウブレイ ステインリムーバーです。
クリーナーをを染み込ませた布で軽くふき取るだけで、キレイに汚れが取れますよ。お値段もお安いですのでチェックしてください。
※スエードのブーツの塩吹きの場合
スウェードなどの起毛皮革靴やブーツの場合、上記のクリーナーは使用できません。スウェード専用のシャンプーがあります。
こちらを使って洗ってあげると、雨あがりの白浮きした汚れもきれいになりますよ。
こちら↑に洗い方も詳しく記載されていますので、チェックしてくださいね。
除去方法2、サドルソープで丸洗い
塩吹き汚れがしつこくて、専用クリーナーでキレイに汚れが拭き取れない場合は、次の方法として、サドルソープを使って洗ってあげるとよいですよ。
上記のセットを使って丸洗いしてあげれば、塩吹き汚れもその他の汚れも取れます。
https://item.rakuten.co.jp/kenkyaku/118st-sdlset/ より
塩吹きに関しては、「汚れを落とす」というよりは、「塩分を洗い流す」ということなんですね。
少しの汚れであれば、専用のリムーバーで優しくこするだけで綺麗になります。ちょっとしつこい場合は、丸洗いしてあげるとよいです。
※このサドルソープも、スェード素材には向いていません。スエードのブーツの場合は、先ほど紹介した専用シャンプーを使いましょう。
除去方法3、お店に依頼
上記の方法で、ブーツを水で濡らして丸洗いすれば塩は除去できます。ただ、型崩れが心配という人もいますよね。
特に高額のブーツや靴の場合失敗するリスクはかけたくないものです。この場合
革靴のクリーニングをしている専用業者に依頼しましょう。
革靴の水洗いサービスをお願いすると、綺麗になりますよ。料金は2500円~5000円ほどが相場です。お高いかもしれませんが、大切に履いていきたなら専門のお店に頼むとよいです。
ブーツの塩吹き予防策
では次に、なるべく塩が白浮きしないようにする予防策を紹介しましょう。
- 防水スプレーを吹きかける
- 濡れたらすぐにふき取る
冬の季節や雨の季節になる前に、防水スプレーで水がつかないようにしておくと、塩吹きの予防になります。
また、建物にはいったときに、さっとブーツに付着した水分をふき取るのも効果的です。主に甲部分のサイドに白い汚れが付着しやすいので、気がついたらすぐに拭いてあげましょう。
終わりに
ブーツが白くなる気になる汚れ、塩吹き対策でした。履き続けると、いきなり白い汚れがついていて、びっくりしますよね。
カビとはちょっと違う・・斑点に見えたり粉が白浮きした感じになるなら、ぜひ上記の除去方法を試してみてください。