非常食用に買ったパンの缶詰・・気がついたら賞味期限切れになっている・・わかっちゃいるけど、ついつい引き延ばしてしまい、食べるタイミングを逃してしまうのが非常食ですよね。
でも捨てるのはもったいないと感じてしまいます。そこで非常食のパン缶が賞味期限をすぎたときの食べる基準について考察しました。
そもそも賞味期限とは何?
まず賞味期限について考えてみましょう。
賞味期限とは・・美味しく食べられる期間
賞味期限を過ぎてしまって食べても、差し支えないけど美味しさは保障できないよ~という意味ですね。ですので1日2日過ぎたからと言って、腐って食べられないというわけではありません。
実際に農林水産省のHPには、賞味期限について以下のように記載されています。
期限を過ぎても、すぐに食べられなくなるわけではありません。色やにおい、味などをチェックして異常がなければ、まだ食べることができます。http://www.maff.go.jp/j/syokuiku/kodomo_navi/featured/abc2.html
賞味期限の期間については、食品会社のほうで最初から余裕をもって設定されています。
缶詰パンについても記載されている保存方法で、しっかり保管されていれば、少しであれば賞味期限を過ぎても食べても大丈夫です。
ただ、賞味期限切れがあまりにも過ぎているものについては、以下のような点を総合的に判断して食べるか否か決めるとよいです。
賞味期限切れのパン缶詰を食べるときにチェックしたい点
1、視覚で見た目をチェック
目で中身を見てみて、部分的に変色していないか?カビがないかを確認します。ちょっとでも色が変な部分があれば、食べるのをやめます。
2、嗅覚で臭いをチェック
- 酸っぱい
- ツンとする
など、変なにおいがしないか確認します。
3、味覚で少し味見する
ちょっと食べてみまましょう。異常な酸味や苦味など、おかしな味がしないかを確認します。
上記のように5感を使って調べてみて、ちょっとても怪しい!変なにおいがすると思ったら、食べるのはやめましょう。
※当然ですが未開封&記載されている方法を守って、保存してることが大前提となりますので。気をつけてくださいね。
賞味期限の1.2倍までなら大丈夫という見解も
大手メーカーのなかには、賞味期限を1.5倍の日数でテストをして設定しているというところがあります。ゆとりをもって賞味期限をもうけているということですね。
つまり賞味期限が3か月後の食品の場合、1,5倍の4,5か月後までなら、食べても問題ないということにないります。ただゆとりをもって、1、2倍ほどまでの期限内に食べるとよいという見解があるのです。
この計算を非常食用のパンの缶詰めの場合であてはめると、5年ほどの賞味期限がありますので、賞味期限から1年過ぎても大丈夫ということになります。
ただ、1年超えたものに関しては、食べるか否かは自己判断になります。おそらく食べても大丈夫。でも油断しないで・・というしかありません。
また、気持ち的に怪しいと感じながらも食べると、お腹を壊したような症状が出るのが人間の心理というモノです。嫌だなと感じるなら、思いきって処分が望ましいです。
さらに当たり前ですが、幼児や高齢者の方が食べるようなシチュエーションは作らないでくださいね。
非常食についての考え方を変えてみよう
なかには、非常食自体について、期限切れを気にしないといけないのが面倒だし、もったいないと感じる人もいるのではないでしょうか。そのような場合
非常食についての考え方を変えることをおすすめします!
「普段食べるもの」のなかに「非常食にもなるもの」を多めに買うようにする
上記のようにしておくとよいと感じます。缶詰めにこだわなくても
- カップ麺
- レトルトのご飯
- パスタなどの乾麺
- 切り干し大根のような乾物
このようなものを買っておくというのもナイスな方法ですよ。賞味期限ぎりぎりまで食べたくない非常食って、本当に緊急事態になってもあまり食べたいと思わないものです。
「缶詰」にこだわらないで、非常用として置き換えられそうな食品を買っておいて、消費していく・・というのもよい方法と感じています。
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終わりに
賞味期限切れしてしまった、非常食のパン缶詰・・食べようか否か迷いますよね。賞味期限の定義を考えると、ちょっとだけ過ぎただけならOKです。
ただ、あまりにも過ぎたものに関しては、五感をフル活用してチェックしてください。当然ですが食べたとしても自己責任になります。